「足るを知る者は富む」――何事に対しても“満足する”という意識を持つことで、精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていける。
20代の頃は、欲しい物と必要な物の区別がつかなかった。
欲しい物=必要な物。本気でそう思ってた。けど、実際は間違っていて、この2つは必ずしもイコールで繋がるものではなかった。
結婚して、家族ができて、子どもができて、大切な人が増えて。自分だけじゃないということを実感したら、20代の頃と同じ気持ちではいられないことを痛感した。
家にあるものを減らしていったら、必要なものって実はそんなにないんだなってことを知った。
今あるものを大切にしたら、買うものってそこまでないのでは?
物を増やすより、お金を増やしていくほうがいいよね、と近頃は夫と話している(笑)
子どもたち2人には、物にお金をかけるのもいいけど、経験にもお金をかけなさいと伝えていきたい。
経験は、自分の糧になって、知識になって、思い出にもなるから。
自分たちも、これからは経験にお金を使っていきたい。物は十分なほど持ってるし。
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自分が好きなものを一度考えてみる
必要なものは多くない、と言っても、やっぱり楽しみがないと人生面白くない。
私が好きなものってなんだろう? って考えたとき、今パッと思いつくものがない。
ライフステージが変わるたび、興味が変わったり好きだったことができなくなったり、“趣味だったもの”がなくなってるような気がする。
10代と20代の頃は本を読んだりゲームをしたり友達とカラオケに行ったり……とにかく楽しいことが沢山あった。
夜寝る前に宮部みゆきさんや江國香織さんの小説を読むのが日課になってたし、野村美月さんの“文学少女”シリーズは全巻買って読むほど好きだった。
次の日に学校やバイトがあっても深夜ひたすら乙女ゲームのスチルを回収したり、ペルソナシリーズが面白くて寝るタイミングがなくて気づいたら外が明るくなってたり。
毎週末カラオケに行ってお昼ごはんも食べず朝から夕方まで友達と歌ったり。
若くて体力もあったからできたことなんだと思う。けど、今明らかにあの頃と同じような熱意がないなぁって思う。
今、私が好きなことってなんだろう?
家の片付け、掃除をすること。
ケーキを焼いて、家族に「おいしい」といってもらえること。
お弁当を作って家族と公園に行くこと。
うん、なんか、所帯じみてるというか、しっかり主婦してるな、自分(笑)
本を読む集中力もゲームをする体力も今はもうない……。
読書もゲームも、今は子どもが大きくなるまでお預けにしておこうかな。ゆっくり本を読めるまで、ゆっくりゲームを楽しめるまで。今は家族との時間を大事にしていこうと思う。
「足るを知る」は節約にもなる
自分の持ち物は少ないくらいがちょうどいいのかもしれない。
「足るを知る」を知ってから、あれこれ買うことが減った気がする。買わなければタダだし。
買うときは、自分が本当に気に入ったもの、後悔しないもの、この2つを頭に置いてる。
自分で納得して買わないと、買ったもののことすら忘れてしまいそうだから。
自分のことも、自分で選んだものも大切にしていくと節約に繋がるんじゃないかなと思う。
大事にお金を使うと、お金は戻ってくる。というか、戻ってきてほしい!(笑)
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